バイオ新薬事業について

newsimilar

分子標的治療薬の開発

1980年代以降分子生物学が飛躍的に発展し、正常な体と病気の体の違いや癌細胞と正常細胞の違いを遺伝子レベル・分子レベルで解明する試みが続けられています。これらの試みにより、病気の原因となる分子である分子標的を決定し、創薬や治療法の設計に利用して治療を行うのが分子標的治療です。ジーンテクノサイエンスは、このような分子標的治療薬の中でも特に「抗体医薬品」の研究を中心に開発に取り組み、患者さんのQOL向上を目指しています。

●抗体医薬品とは(分子標的治療薬の一例)

私たちの体の中に病原菌などが侵入した際、それらを排除し、病気にならないようにする防御機構、「免疫」が働きます。抗体は、免疫の働きの一端を担う物質で、体内に侵入した病原菌と結合し、それらを無毒化するような働きを持つタンパク質です。「抗体医薬」はこの仕組みを病気の治療に応用した方法で、病気の原因となる分子に対する抗体医薬品を人工的に作製し、治療に利用します。抗体医薬は、特定の分子を標的とすることで、目的とする薬効が得やすく、また、体内にあるタンパク質を利用することで、予想外の副作用が生じにくいというメリットがあります。

抗体の働き方(概念図)

●プロテインエンジニアリングによる改良型バイオ医薬品の開発

プロテインエンジニアリングとは、私たちの体内で重要な役割を果たす酵素や抗体などの天然のタンパク質に、新たな機能を付加したり、タンパク質自体の機能を向上させた新しいタンパク質を人工的に作る方法です。ジーンテクノサイエンスは、この手法を用いて、従来のバイオ医薬品よりも治療効果や持続性、安全性の高い、改良型バイオ医薬品の研究開発に取り組んでいます。
 ジーンテクノサイエンスが手掛けるバイオ医薬品は、大腸菌や哺乳類細胞に医薬品の遺伝情報を導入して遺伝し組み換え細胞を作り、この細胞を大量培養することで製造します。細胞株の構築には、バイオテクノロジーの技術がふんだんに利用されています。このバイオテクノロジーの技術を更に発展させ、新しいタイプのバイオ医薬品を創り出す試みが世界中で繰り広げられています。ジーンテクノサイエンスは、この手法を用いて、従来のバイオ医薬品よりも治療効果や持続性、安全性の高い、改良型バイオ医薬品の研究開発に取り組んでいます。

希少疾患治療薬の開発

希少疾患とは、一般的な病気と比べて、患者数の少ない疾患の総称です。
ただし、その定義は地域や時代によって変化しており、我が国では、国内患者数が概ね5万人未満である疾患を希少疾患と定義しています。
患者数が少ないために病態の研究や治療薬の開発が進まない歴史がありましたが、近年は国も対策に乗り出し、研究費や医療費の助成制度等の取組みが開始されました。ジーンテクノサイエンスは、このような希少疾患治療薬の研究開発に取り組んでいます。

希少疾患者約0.04% 日本では国内患者数が概ね5万人未満である疾患を、希少疾患と定義しています。